大企業よりも
若手時代から経験が積めて、
零細企業よりも
経営が安定している
私は元々、ハードルが高ければ高いほど燃えるタイプなんです。大学の研究室も、「どれだけ成長できる環境か」で選びました。私のいた研究室の教授は説明会で「国際学会で成果を発表できるほど研究します 」とハードルを上げるような説明をしていて、ここなら大変な分、成長できそうだと感じたんです。フクダ電子に興味を持ったのも、同じ理由。十分な規模感はありながらも、「大企業」ほど社員数が多くないため、若いうちからどんどん経験を積むことができる。壁にもぶつかるだろうけれど、自分次第でどこまでも成長していける。そう思うとワクワクしている自分がいました。この成長環境がフクダ電子への入社を決めた一番の理由です。さらに、最後の一押しになった理由がもう一つあります。実は、幼い頃に小児喘息を患っていたのですが、大学生の頃にも軽い喘息で病院にかかり、そのとき検査で使ったスパイロメーターに「フクダ電子」と書いてあったのを、なぜかずっと覚えていたんです。 そこに不思議な縁を感じたこともあって、他社と迷うこともなく決断できました。

入社一年目で新製商品
開発プロジェクトに抜擢。
経験不足でも結果を出すための、
新人なりの決意
入社後は一貫してソフトウェア開発に携わり、入社一年目の終わり頃から血圧脈波検査装置の新製商品開発プロジェクトにソフトウェア開発担当としてアサインされていました。具体的には機器のボタンを押した際の動作や画面の挙動など、人が実際に触れて操作するアプリケーションの一部の機能を任せてもらいました。製商品全体から見れば、ソフトウェアの一部ではありますが、これがなかなか難しい。まず、アサイン当時の私はまだ一年目。細かなレポートの仕様変更の実装や設計書作成等は経験してきたものの、今回のようなプロジェクトに参加するのは初めてでした。プログラミングも学生時代に触ってはいましたが、専門的に学んだわけではありません。当然、製商品知識も先輩方には遠く及ばない状態。そんな中でも与えられたミッションを完遂するために、私が決めたのは徹底的に周りに聞くということ。分かったふりをしてミスが起きれば、完成が遅れる上に周りにも迷惑がかかる。それだけならまだしも、仮に不具合のあるままリリースされてしまえば、患者様や医療従事者の皆様にご迷惑をおかけすることになるかもしれない。それだけは絶対に避けなければなりません。ならば、どんなに細かいことも、分からないことは逐一周りに確認しようと決めたんです。

自分一人で作れる
製商品などない。
周りの力も借りながら、
壁を越え、成長していきたい。
分かっているふりをしないと決めてからは、いろいろな人の意見を片っ端から集めました。エンジニアの先輩方にたくさんのアドバイスをもらうだけでなく、仕様を決めるタイミングでは営業の方からも現場やお客様の声を集めました。製商品をリリースすることが目的ではなく、製商品をリリースし、その製商品を通して医療に少しでも貢献することが目的。そのために周りの声も集めて上手く取り入れながら、なんとかミッションを完遂。製商品も無事リリースされました。緊張感や責任感も大きなものがありましたが、その分自分のスキルアップにも繋がりましたし、何より自分一人では製品を作ることができないんだということを、肌身をもって学ぶことができました。これからも、若手でも大きな仕事を任せてもらえるこの環境を活用しつつ、周りの力も借りることで、頼れるエンジニアへと成長していけたらと思っています。