PEOPLE&WORK仕事と人について

設備自動化の使命は効率化だけではない。ミスの撲滅で、命と健康をまもることだと思う。

生産技術K.O

設備自動化の使命は効率化だけではない。ミスの撲滅で、命と健康をまもることだと思う。

機械を通して、
誰かを助ける仕事がしたい。
その裏にあるのは、
幼い頃の原体験

亡くなった祖母が入院していた頃、よく見舞いに行っていたんです。病室には、さまざまなモニターや機械がたくさんあって、当時は何に使うものなのかはわかりませんでしたが、この機械たちが祖母の命を守ってくれているんだなと感じていました。その記憶が強く残っていて、自分も機械を通して誰かを助けたいと思い、工学部に進学。人工心臓の制御について研究していました。当然、志望業界も医療機器メーカー一択。その中でもフクダ電子は、循環器周りの機器に強みを持っていて、自分の専攻分野との親和性が高かったことが興味を持ったきっかけです。調べてみると、循環器周りを軸としながらも、予防医療から在宅まで幅広い領域をカバーしていて、様々な経験が積めそうだという点も好奇心旺盛な自分に合っていると感じました。また、インターンや説明会への参加を通して、和気藹々とした穏やかな社風や、明るくフランクな社員の方の人柄にも惹かれていきました。最後の決め手は、歴史と実績。心電計発祥のメーカーとして積み重ねてきた歴史やシェアの高さから、働くならここしかないと思うようになったんです。

あらゆる角度から検討を重ね、
改善部分を丁寧に説明。
構想開始から設備導入まで、
実に1年以上

現在、私は自社の生産設備開発を担う部署に所属しています。新規の設備開発を担当することと同時に、既存設備の改良も行います。自動化や省力化を実現するために、既存設備の課題を洗い出し、エンジニアリングの力で解決していく仕事です。ただ、この仕事の本当に難しい部分は、改善に着手する前の部分。どこに課題があるのか、それは本当に改良できるのか、改良すれば本当に省力化に繋がるのか、いくら原価低減できるのか、何年で費用を回収できるのか。さまざまな角度から検討を重ね、1円単位で試算を行い、上層部はもちろん、現場の理解も得られるよう丁寧に説明を行う。その上で合意を得てはじめて改善に着手できるんです。もちろん、着手後もやるべきことは山積み。設備は内作するのか、外作するのか。設備の仕様はどうするのか、出来上がってきたものは指示通りになっているのか、リスク分析はできているか、安全性を含め問題なく手順書にまとまっているのか。一つひとつ検討と改善を繰り返しながら進めていくため、構想開始から1年以上かかることも珍しくありません。

医療機器に
ミスは許されないが、
ミスをしない人はいない。
だから、
私たち生産技術がいる。

1年ほどかけて、あらゆる観点から抜け漏れなく検討を重ねる。何か一つミスがあっただけで、それまでの工程が台無しになることもある大変な仕事。しかし、それに見合うだけのやりがいもあります。私たちフクダ電子が扱うのは医療機器。命や健康に直結する製商品であるため、ミスが許されない仕事。一方で、絶対にミスをしない人もいない。だからこそ、私たち生産技術が大切なんです。生産設備によって製造工程が自動化できれば、ミスもなくなる。ロボットはミスをしませんからね。製造不良がなくなるということは、医療現場のミスを減らすことにも繋がる。つまり、この仕事は、単に作業効率を上げるものではなく、誰かの命や健康を守ることに間違いなく繋がっている。これほどやりがいのある仕事はないのではないかと思っています。そうは言っても、私も先輩に比べればまだまだ未熟。もっと言えば、この部署自体、立ち上がってからまだ日の浅い部署です。一刻も早く自分が成長することで、部署の成長にも貢献し、いずれは「フクダ電子の競争力は生産技術にあり」とまで言わせてみたいですね。

1日の流れ

  • 7:40

    出社 ※時差出勤を活用し定時より1時間早く出勤

  • 8:00

    メールチェック、資料作成

  • 9:00

    朝礼

  • 9:10

    課内打ち合わせ

  • 10:00

    プログラム作成

  • 12:00

    昼休憩

  • 12:50

    設備メーカーと打ち合わせ

  • 15:00

    休憩

  • 15:10

    議事録・仕様書作成

  • 18:00

    退社

フクダをひとことで言うと?
あらゆる医療を支えるオールマイティーメーカー

私の入社理由の一つでもありますが、予防医療や在宅に至るまであらゆる医療を支えているのは、フクダ電子ならではと言えるのではないでしょうか。特定の分野に絞って事業を展開している同業他社はいますが、これだけの規模と歴史を持って幅広く医療を支えているのは弊社くらいだと思います。今は医療ICTにも力を入れているので、今後さらに各分野の連携も強まり、日本の医療全体に貢献していける真のオールマイティーメーカーに近づいていくと思っています。

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