とつぜん、心臓しんぞうや呼吸こきゅうが止とまってしまった人ひとの生命いのちを助たすけるために行うのが一次いちじ救命きゅうめいです。 正ただしい方法ほうほう、手順てじゅんで行おこなうことが重要じゅうようです。 また、AEDは「一次いちじ救命きゅうめい」のなかで使つかうだいじな器械きかいです。 一次いちじ救命きゅうめいの正ただしい方法ほうほうやAEDの使つかいかたをしっかり覚えましょう。
人ひとが心しん停止ていしを起おこしたとき、電気でんきショックを行おこなう時間じかんが1分ぷん遅おくれるたびに、生命いのちを助たすけられる確率かくりつが7~10%ずつ下さがっていくといわれています 。
救急車きゅうきゅうしゃが到着とうちゃくするまで生命せいめいを助たすける活動かつどうが行おこなわれなければ、そのままなくなってしまうか、助たすかった場合ばあいでも、大おおきな後遺症こういしょうが残のこってしまいます。生命いのちを救すくうための活動かつどうはまさに1秒びょうを争あらそう時間じかんとの勝負しょうぶ。心しん停止ていしを起おこした直後ちょくごに、専門的せんもんてきな資格しかくを持もたない人でも行おこなうことができるのが一次いちじ救命きゅうめいで、これが生命いのちを助たすけるための重要じゅうようなポイントになります。
救急車きゅうきゅうしゃが来くるまでには、約やく10分ふんかかるといわれているよ※。救急車きゅうきゅうしゃを呼よぶだけじゃなくて、すぐに一次いちじ救命きゅうめいをはじめることが大切たいせつなんだ。 ※総務省そうむしょう: 令和 れいわ5年版ばん救急きゅうきゅう・救助きゅうじょの現況げんきょう
https://www.fdma.go.jp/publication/#rescue
心しん停止ていしを起おこす人ひとは、1日にち約やく250人にんです。とっても多おおいですよね。実じつは交通事故じこで亡なくなる人の約やく28倍ばいもいることになります。心しん停止ていしはとつぜん起おこるもので、みなさんの身近みぢかに潜ひそんでいるのです。
※出典しゅってん: 令和 れいわ5年版ばん救急救助きゅうきゅうきゅうじょの現況げんきょう
警視庁交通局交通課けいしちょうこうつうきょく:「 令和 れいわ4年中ねんじゅうの交通事故数こうつうじこすうについて」
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/index-t.html
AEDが電気でんきショック不要ふようと判断はんだんした場合ばあいには、電気でんきショックは行おこなわずに再ふたたび胸骨きょうこつ圧迫あっぱくをはじめます。救急車きゅうきゅうしゃが到着とうちゃくするまで、(2)と(3)をくりかえし行おこない、到着後とうちゃくごは救急隊員きゅうきゅうたいいんに聞きかれたら、たおれたときの状況じょうきょうや行おこなった処置しょちを伝つたえます。(1)~(3)を正ただしく実施じっしできるかどうかで、患者かんじゃさんのその後ごの生活せいかつは大おおきく変かわります。(1)~(3)をくりかえし練習れんしゅうして覚おぼえましょう。
強つよく:胸むねが約5cm沈しずむまでしっかり体重たいじゅうをかけて押おし、すぐにゆるめます。押おさえる場所ばしょは、胸むねのまんなかの下半分したはんぶんです。
早はやく:1分間ぷんかんに100〜120回かいの早はやいテンポで行おこないます。
絶たえ間まなく:たおれた人ひとが動うごき出だすか、救急車きゅうきゅうしゃが来くるか、AEDが届とどくまでしっかり続つづけましょう。
胸骨きょうこつ圧迫あっぱくの強つよさや早はやさを体感たいかんしてみましょう。空からのペットボトルを押おすことで練習れんしゅうができるよ!
AEDによる電気でんきショックが必要ひつようかどうかを判定はんていしているときにだれかがからだに触ふれていると、正ただしく判定はんていできない可能性かのうせいがあります。また、電気でんきショックを行おこなうときにからだに触ふれていると、感電かんでんするおそれがあります。自分じぶんだけでなく、まわりの人ひとも離はなれていることを確認かくにんしてからショックボタンを押おしましょう。
救急車きゅうきゅうしゃが到着とうちゃくするまでの間あいだ、一次いちじ救命きゅうめいを続つづけることで、その後ごの救命率きゅうめいりつは変かわります。AEDの使つかいかたは動画どうがでも学ぶことができます。とつぜん、だいじな人ひとやまわりの人ひとが心しん停止ていしになったときにも、一次いちじ救命きゅうめいができるように、日ひごろのそなえとして一次いちじ救命きゅうめいを学まなびましょう。 ※救命率きゅうめいりつ:心拍しんぱくと呼吸こきゅうが回復かいふくして意識いしきが戻もどる割合わりあい
営業時間 月〜金 9:00〜18:00 (祝祭日・休日除く) ~24時間電話対応~