文字サイズ
検索
検索

失神・めまい・SOS

長時間心電図検査のご紹介

長時間心電図検査には以下のような種類があり、それぞれ長所と短所があります。
患者さんの病歴や症状によって使い分けるので、主治医の先生にご相談ください。

24時間
ホルター
イベント
レコーダー
パッチ型
心電図記録計
植込み型
心電図記録計
記録時間 24時間~
48時間
1週間~
4週間
1週間~
2週間
3年~4年
心電図
波形記録
方法
連続記録 イベント
記録
連続記録 イベント
記録
検出能力
検査の精度
検査のし易さ
入院の要否 不要 不要 不要 基本的には不要だが、1泊程度入院する場合もある

パッチ型心電図記録計の検査方法

パッチ型心電図記録計は、1枚のパッチ型電極を主に左前胸部に貼付けて心電図を記録するための装置です。
1週間~2週間連続して心電図記録が可能で、多くの場合は電極を貼り替える必要はありません。
また、注意事項を守れば入浴も可能なので、患者さんは変わりなく日常生活を送ることが期待できます。

患者さんの心電図波形がきれいに記録できる場所を探します
パッチ型電極をしわにならないように左前胸部に貼付けます。この際、剃毛などの処理をする場合があります。
本体を接続したら自動的に心電図の記録が始まります。

パッチ型心電図記録計による検査はどの施設でも受けることができるわけではありません。
詳しくは担当医師にご相談ください。

植込み型心電図記録計の植込み手順

植込み型心電図記録計は、長時間心電図を記録するための5㎝~7㎝程度(3~4g程度)のチタンでできた機器です。大き目の注射器のような器具を用いて、主に患者さんの左前胸部皮下に挿入する手術を行います。電池寿命が3年~4年程度あるので、他の心電図検査では見つけることができなかった原因を見つけることが期待できます。

植込み位置の決定
植込み位置の決定
挿入ツールを挿入します
挿入ツールを挿入します
閉創して植込み終了です
閉創して植込み終了です

多くの場合は遠隔モニタリングの機能が備わっているため、植込み型心電図記録計植込み後に何か不整脈イベントが発生した場合は、定期的にその情報が担当医師に伝わるようになっています。植込み型心電図記録計により診断がついたら、挿入部位に小さな切り傷を付けて本体を取り出します。

植込み型心電図記録計の植込み手術は許可を受けた医療機関でなければ受けることができません。
詳しくは担当医師にご相談ください。