失神・めまいの治療
“めまい”や“ふらつき”の治療はその原因によって異なります。ここでは原因別の代表的な治療の一部をご紹介します。
心臓が原因の場合
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植込み型デバイス 心臓の正しいリズムをサポートするために『ペースメーカー』などの植込み型のデバイスを植え込む
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カテーテルアブレーション 足の付け根から細い管(カテーテル)を心臓に入れ、心臓の不整脈の原因となっている部分を、高周波電流などで攻撃する
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薬物療法 血の塊が血管を詰まらないよう、血液をサラサラにする薬を処方(抗血小板薬、抗凝固薬)
耳が原因の場合
- めまいの原因が三半規管の中にたまった耳石と呼ばれるカルシウムの粒が原因となっている場合は、耳石を元の位置に戻すための理学療法
- 精神的なストレスや過労が発作の誘因となっている場合は、そのストレスを解消するための、有酸素運動や薬物療法
- 吐き気などを抑えるための薬物療法
脳が原因の場合
- 血の塊を溶かすための薬を静脈内に点滴する『血栓溶解療法』
- 首の血管の内側にコレステロールや脂肪が入り込んで やわらかいコブ状の塊となったものを取り除くための外科的手術
- 脳の血管の中にステントという金属を留置して血管を広げる外科的手術
- 血の塊が血管を詰まらせないようにするために、血液をサラサラにする薬を処方(抗血小板薬、抗凝固薬)