福井内科・胃腸科クリニック

記事更新日:2007.3

開業情報

標榜科目
内科・胃腸科
開業日
2005年9月開業
住所
大阪府大阪市福島区
出身大学
兵庫医科大学 略歴を見る
院長 福井 信 氏

院長 福井 信 氏

開業をお考えになったのはいつごろからでしょうか?

およそ3年くらい前からですね。きっかけは、偶然知人のビルオーナーより1・2階で開業しないかとの打診があったことに因ります。
自分自身でも漠然とではあったもののいつかは開業したいと思っていましたし、消化器が専門であるものの開業したときにはプライマリーケア、かかりつけ医を重んじた診療を目指したいとの考えもありましたから、近隣に特養が建設されるとのことを聞き一気に開業の意志が固まりました。

まずどのようなことから準備されたのですか?

場所提供の打診を受けていたので、まずは診療圏調査を依頼しました。やはり自分がオーナーであり、経営という目でも開業を考えていかなくてはいけないという意識はありましたから、その場所の向き不向きを判断するには必須と考えていました。
近隣施設の状況・人口・予測来院患者数等を調査していただきました。その結果、開業には悪くない旨返答があり開業地を決めました。

その後はどのように準備を進められたのですか?

まずは、診療所等の建築全般をしている友達がいたので、その友達に相談しました。彼の返答は、場所が決まったのであれば図面を書き、同時に開業スケジュールを立てるべきとのアドバイスがありました。
しかしながら、彼に図面作成は受けてもらえるものの開業スケジュール作成を依頼することは難しく、更にはどこに依頼すべきかが分かりませんでした。そこで、彼に再度相談し紹介してもらったのがフクダ電子(株)の開業支援部(正式には病設企画部)でした。 面会の上現状をお話したところ開業までのスケジュールを早速立てていただけました。そのことによりこれから開業までどんなことをどんなタイミングでしていくべきかが明確になり、気持ち的にも楽になったことを覚えています。
それからはそのスケジュールに従い、事業計画、融資相談、機器選定、人材募集、広告、物品選別、開設の届出等を順次進めていきました。どれひとつ取ってもなかなか一人ですすめることは難しいと思います。
例えば事業計画ひとつにしても、医療機器の選定以前に作成しなければならず、概算による見積が必要となり、また運転資金をどのくらい準備しておくべきか、ランニングコストとしてはどのくらいかかるのか、などわからないことが多くありました。それを支援部に作成してもらうことにより今後の資金計画が把握できました。
また、融資に関することでも書類が何種類もあり、手間や時間を要しました。さらには面会の時間も日勤の時間帯でしたから、勤務医である私は、そのスケジュール確保でさえままならなかったですね…。ここでは税理士さんに相談、協力をお願いし、期限までの融資が可能となりました。
さらには開設の届出関係でも、建築系の専門用語など聞いても分かりませんでしたし、ここでも専門の人に助けてもらいました。
準備全般にいえることですが、一人で抱え込むことは大変なことですし実際難しいと思います。それぞれの場面場面で、税理士さんや開業の支援者に協力が得られることはとても有用でしたし心強くも思いました。
さらにはスムーズにことが運びました。今後、開業を目指される先生方にはそのことは強く伝えたいですね。更に言えば、医療施設の立ち上げの経験を持つ、持たないで大きく異なりますので、信頼できる経験者を選択されることをお勧めします。

開業後約1年半経ちますが、振り返ってご苦労された点はどのような点ですか?

スタッフの確保ですね。
特に看護師さんです。折り込みチラシ等何度か募集しましたが、応募が少なくまったく決まりませんでした。最終的には知人を頼りに決めたような状況でした。
自分も含めてですが、スタッフの印象が医院のイメージを作るともいえるので、人選は慎重にすべきですね。そういった面では、不都合、不満等の有無を確認すべく、スタッフとの対話も大事にしています。
更には、当院では電子カルテを採用しており、受付業務はひとり専任でこなしてもらっていました。しかしながら彼女の懐妊が判明し、やむなく退職するとのことでその引継ぎにも苦労しました。
今思えば、自分自身も研修中から一緒にレセコンの訓練も受けるべきだったと後悔しています。レセコン操作ができれば、受付スタッフが帰った後の緊急時にも対応できますから…。

最後に今後についてお聞かせください。

医療情勢は今後更に厳しいものになると考えています。そういった意味でも医院の特色も含めもっともっと認知度を上げる努力と、増患対策に力を入れていきたいと考えています。

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