むすび在宅クリニック京都

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記事更新日:2026.4

開業情報

標榜科目
内科、緩和ケア内科
開業日
2025年10月1日
住所
京都府京都市
出身大学
愛知医科大学医学部 略歴を見る
院長 牧 隆太郎 氏

院長 牧 隆太郎 氏

開業をお考えになったきっかけを教えて下さい。

多くの医師は勤務医としてキャリアをスタートし、患者マネジメントを身につけ、専門医資格を取得し、やがて開業か雇われ院長かという選択に直面します。
私もその一人でした。
しかし、勤務医として働く中で次第に強く感じるようになったのが、患者ファーストを貫くことの限界でした。
自分の理想の医療を追い求めるには、組織という枠組みがどうしてもフィットしない。
40歳を目前にして体力の衰えを自覚し、これから先はパフォーマンスが下がっていく現実を受け止めたとき、理想と現実の距離の解像度が一気に高まりました。
ならば、自分の理想を組織として形にするしかない。
それが、開業を決意した原点です。

開業準備のなかでもっとも大切にされた考えは何でしたか?

まず先に考えたのは、何のために開業するのかでした。
単に収益のためではなく、誰の笑顔を守るための組織なのか。
答えは、勤務医時代の自分でした。
患者ファーストを貫こうとして心が折れかけていた、あの頃の自分のような医療者を救える組織をつくりたい。
医療に一生懸命であることが、きちんと報われる職場を実現したい。
それが、私の開業の動機です。

開業に向けてどのような準備をすすめましたか?

開業前には、循環器を基盤とする訪問診療クリニックと、在宅緩和ケアに特化したクリニックの2つで修行しました。
在宅医療の中心となる疾患マネジメントを実地で学びながら、クリニック運営の現実と課題を肌で理解する時間でした。
また、人事制度、評価制度、給与設計、育成プログラムなど、医療の質を支える組織設計に最も力を注ぎました。

クリニック名の由来について教えて下さい。

院「むすび」には、患者さんと医療者、医療者同士、地域と医療をもう一度きちんと結び直したい、という想いを込めています。
医療は人生の時間と向き合う仕事です。
人と人がきちんと向き合える医療を、この京都から届けたいと考えました。

物件を決める上でこだわった点を教えてください。

フクダ電子さん以外にも複数の会社に物件探しを依頼しましたが、事業用途で借りられる物件は家賃が高額になる物件が多く、固定費が高いと感じていました。
在宅医療の性質上、クリニックの外観や立地よりも、エコーや電子カルテなど医療の質を支える部分にしっかり投資したいと考えていましたので、「家賃は低め」「リフォーム済みで築浅に見えること」を条件に探しました。
結果として、築70年以上ではあるものの、リフォーム直後で状態の良い物件に出会い、まさに理想的な物件を見つけることができました。

開業して4か月ほど経過しましたが、今振り返ってご苦労された点はどのような点ですか?

縁もゆかりもない土地での開業だったため、地域のニーズや患者さんをどのように増やしていくかは大きな課題でした。
ただ、紹介していただいた患者さんに対して患者ファーストを貫く診療を続けていると、訪問看護師さん、ケアマネジャーさん、訪問薬剤師さんたちは必ず見てくださいます。
「一緒に最高の医療を届けている」という実感が口コミとなり、紹介が広がっていく。
その積み重ねが、今のクリニック経営を支えてくれています。

開業を志す先生に何かアドバイスをいただけませんでしょうか?

「誰の笑顔を守るための開業なのか」を、最初に決めてください。
数字だけを追う経営はどこにでもありますが、医師としてどんな人生を生きたいかを組織として形にする覚悟が、開業には必要だと思います。

今後についてお聞かせください。

患者さんにも、医療者にも、余白と誇りのある医療を提供し続けたい。
これまでのすべての経験が「今につながっている」と胸を張って言えるクリニックを、この京都で育てていきます。

最後にフクダ電子の開業支援についてご意見やご要望をお聞かせください。

開業支援と聞いてまず気になるのは、どこまで伴走してもらえるのかという点です。
初めての開業では、自分で調べられる範囲にも限界があり、「何が分からないか分からない」状態からのスタートでした。
その中で、開業までの全体像を俯瞰し、今何が足りていて、いつまでに何が必要なのかを整理して示してもらえたことは大きな安心につながりました。
すべてを手取り足取り任せるのではなく、院長自身が主体的に考え調べる時間を大切にしながら、そこで生じた疑問や課題を責任もって一緒に解決してくれる。
この伴走型の支援がフクダ電子の最大の強みだと感じています。

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