むすび在宅クリニック京都
2025年10月開業
京都府京都市
- 内科
- 緩和ケア内科
記事更新日:2007.9
院長 越智 弘 氏
開業を考え始めたのは、開業のおおよそ4年前です。具体的に動き始めたのは3年前からでしょうか?
実家が開業医であったため、医師を志したときにはすでに将来像は、開業医と思っていました。
しかしながら当時の私は臨床の現場にいたのではなく研究の職に就いており、更にはその研究に大きなやりがいを感じているときでした。
ただそうした一方で、開業という当初からの将来像も常に考えにはありましたから、どちらの方向に進むかとてもとても迷っていました。
開業するには準備期間など時間的なことを考えるとそろそろタイムリミットと考え、家族ともよく相談をし、将来設計を建て、出した結論は開業医の道でした。
決断した当時、私は研究の職に就いていましたから臨床の勘を戻すべく、また益田という地域環境を把握するにも益田医師会病院への就職を決意しました。
開業後、病診連携等のネットワークを考えた場合においても、そのメリットは大きいと考えていました。実際、益田地区でも病診連携は進んできていまして、病院からの紹介患者の受け入れにも対応しています。
土地探しです。地域柄車での来院も考慮する必要性があると考え、比較的広い場所を探し現在の場所を確保できました。
さらに開業を目指すとなれば診察さえしてればいいのではなく経営面も院長自身で管理する必要があると認識していましたから、経営セミナーの通信
教育受講も決めました。
苦労と言えるかわかりませんし、これからにおいても心配の種になると懸念しておりますが、近隣に更には同時期に開業を予定している先生がいるとの情報を耳にしたことです。
早くそうした情報を得ることで対策を取ることが可能かと思います。開業計画は各先生方がそうだと思いますが、水面下で動くことが多く、なかなか情報を得ることは難しいと思います。
特に個人では尚更と思います。こうした場面でも大きく後ろ盾してくれるのは人脈だと思います。
準備に関しては、順調だったと思います。妻をはじめ家族から協力が得られたことはその大きな要因と思います。
また今回、医療機器メーカーであるフクダ電子に全面的にバックアップをお願いした訳ですが、そうした経験者の協力を得られることは失敗をしないためには必須と思います。
フクダ電子に開業支援をお願いしようと決めたのはまず私自身がよく知るメーカーであったこと、そして連絡し面会してみると様々なことを気軽に相談できたこと、さらには無償での支援にもかかわらず多くのことを快く受けてくれ的確にアドバイスしてくれたことに因ります。
何点かありますが、まずは堅い事業計画を立てることをお勧めします。
私も来院患者数はある時期急激に、さらには大幅に増えると考えていたのですが、現実はそうではありませんでした。今思えば、堅く考えていてよかったと思っています。現状は幸か不幸か予定通りです。
次に広告媒体はうまく活用すべきということです。標榜科目にもよりますが、ホームページなども有効だと思います。
続いて、保険点数の概念だったり、健診について、あまり勤務医時代に接しなかったことを経験者に聞いたり、勉強しておくと良いと思います。自費診療の価格決定など慣れないことも開業医では発生します。
一言で言えば地域貢献でしょうか?
地域に密着し、患者さんとより近い関係を構築する。病院とは違う診療を提供することを目指しています。
病院ではなかなか追究しにくい、患者さんの要望。『今、患者さんは何を望んでいるのか?』そんな心の声がきける診療を目指したいと思っています。