臨床的有用性

臨床的有用性

動脈硬化指標CAVIについて様々な有用性が報告されています。

CAVI年齢グラフ

健常群6793名(男性3259名、女性3534名)の年齢グラフです。男女とも、加齢にともなって上昇しています。また男女で比較すると、男性は女性に比べ4~5歳分(値にして約0.2)先行している事が分かります。

生活習慣病者のCAVI

糖尿病、高血圧、脂質異常症、心電図上の左室肥大、蛋白尿などの患者さまを対象とした検討です。いずれの患者群も健常群に比してCAVIは有意に高い事が分かります。

年齢で補正した各種疾患のCAVI値(男性) 年齢で補正した各種疾患のCAVI値(男性)

富山逓信病院 日本健康増進財団

メタボリックシンドロームとCAVI

50歳以上かつメタボリックシンドロームの診断基準の1項目である内臓脂肪面積100cm2以上の症例でCAVIを測定すると、他の項目(脂質代謝異常、血圧高値、空腹時高血糖)を多く併せ持つほど高い値を示しました。

年齢50歳以上かつ内臓脂肪面積100cm2以上の症例におけるCAVI 年齢50歳以上かつ内臓脂肪面積100cm2以上の症例におけるCAVI

東邦大学医療センター 佐倉病院

CAVIと動脈硬化性疾患の関係

透析患者400人を対象に、CAVIと各疾患との関連を検討。冠動脈狭窄(PTCA施行)、心電図異常、糖尿病が存在すると、これらの疾患が存在しない場合に比べ、CAVIは有意に増大し、3疾患とも合併する症例では更に大きい事が分かります。

CAVIと動脈硬化性疾患の関係 CAVIと動脈硬化性疾患の関係

Shirai K, et al. J Atherosclerosis Thromb 2006,13:101-107

CAVIと血圧の相関

baPWV(上段)では収縮期血圧、拡張期血圧のいずれにも強い相関がみられます。一方CAVI(下段)は収縮期血圧と弱い正相関がみられますが、拡張期血圧とは相関関係は見られませんでした。

CAVIと血圧の相関 CAVIと血圧の相関

Shirai K, et al. J Atherosclerosis Thromb 2006,13:101-107

CAVIと石灰化度の関係

CAVIとAACS(大動脈石灰化度)との関係を検討しました。245名(0.9≦ABI<1.3)の透析患者を対象としました。AACS別のCAVIは0度に比しII、V度で有意に高い値を示しました。

CAVIと石灰化度の関係 CAVIと石灰化度の関係

(みはま病院)

高血圧群のCAVI (男性)

健診時に高血圧を認めた群と健常群(3252名)を比較したところ、40歳代、50歳代、60歳代で高血圧群が有意に高い値となりました。

高血圧群のCAVI (男性) 高血圧群のCAVI (男性)

日本健康増進財団

血管バイオメカニクス研究会

高血糖群のCAVI (男性)

高血糖群では、各年代とも健常群より有意に高い値となりました。

高血糖群のCAVI (男性) 高血糖群のCAVI (男性)

日本健康増進財団

血管バイオメカニクス研究会

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