むすび在宅クリニック京都
2025年10月開業
京都府京都市
- 内科
- 緩和ケア内科
記事更新日:2015.10
院長 伊藤 信久 氏
大学卒業後は、大学病院の心臓外科に入局しました。
約10年、心臓外科医として勤務しておりましたが、医局から少し気持ちが離れかけていた時に、たまたま、小児循環器科におられた研修医時代の恩師が継がれた小児科医院を手伝い始めたことが開業を検討することになった第一歩でした。
違った世界を見るのもいいかと思って引き受けました。
研修医であったころのように、教科書を読みなおすところから始め、ゼロから小児科を研修するようなものでした。多いときは外来患者が1日200人を超えるような医院なので、かなりのハードなスケジュールでしたが、今考えると勤務期間は2年弱でしたが、とてもよい勉強になり、慣れるにしたがって自分ならこうしてみたいと考えることが増えてきて、それなら自分で開業しようと決意しました。小児科勤務後、地域に根付いた透析もある有床診療所で、高齢者を中心に診察させていただき、自身の開業につなげました。
インターネットといろいろな開業に関する本を購入してどのような流れかを調べていきました。開業地はまったく住んだことのない土地だったので、まずはいろいろな情報を集めました。無料で行っていただける診療圏調査を集め、ある程度の目安をつけて、開業地を探していきました。地域の特性があると思い、特に重視し、いろいろと視察をしました。
自分自身の専門性を特化するよりも、なんでも診てもらえるかかりつけ医の役割を担いたいと考えておりました。ここではある程度ピラミッド構造の医療体制が出来上がっており、専門医療が必要なら、うまくトリアージして大学病院や基幹病院など大きな医療機関にお願いするのが私の役目だとさらに感じるようになり、そのようなスタイルにしています。
診療圏調査は他の会社よりも正確だとお聞きしています。開業候補地にも何度も足を運んでいただき、客観的なご意見を頂け、本当に感謝しています。いろいろな支援をされた方だからできることだと思います。今でも何かのときには相談できる、頼もしい存在だと思っています。
幸いスタッフにも恵まれ、自分がやりたいと思っている診療ができております。
開業当初に比べ、徐々にですけれど確実に患者さんが増えていくことにやりがいを感じます。患者さんが増えるということは、それだけ地域のニーズに応えることができたということですから、知り合いの患者さんにお聞きして来ましたという患者さんの声は特に嬉しいですね。
在宅部門をより拡充できればと考えております。現在は施設をメインに訪問しています。徐々に人数が増えたことと、より多くのニーズに答えることができるように、今は、自分とは違う科(精神科・老年医学専門医)のドクターにも手伝ってもらいながら、幅広く訪問診療を行っています。また、外来でも、かかりつけ医機能をベースに地域のニーズに合わせ、少しずつ他の診療科のドクターに来ていただきながらより充実した診療ができればと思っております。