九品仏駅前みやもと内科・腎臓内科クリニック

九品仏駅前みやもと内科・腎臓内科クリニック

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記事更新日:2024.10.2

開業情報

標榜科目
内科・腎臓内科
開業日
2024年1月開業
住所
東京都世田谷区
出身大学
福島県⽴医科⼤学 略歴を見る

院長 宮本 研 氏

開業をお考えになったきっかけを教えてください。

偶然、自宅から通いやすい場所に医療ビルのテナント募集が出たことです。近隣の透析クリニックや在宅医療での勤務経験もあり、駅から徒歩数十秒の立地も検討するきっかけとなりました。宮本家としては医師4代目で、曾祖父以来の再開業です。
大学病院、民間病院、診療所と多くの臨床経験を重ねてきましたが、腎臓内科を専門とする医師として、とくに慢性腎臓病(CKD)を長く診るためのクリニックが必要と痛感していました。高度急性期から在宅まで、20年以上にわたって色々な患者さんを診てきた経験をフィードバックする場所も欲しいと思ったのです。

まずどのようなことから準備されたのですか?

テナント募集に仮申込してからは、とにかくやるべきことを手当たり次第に探しました。開業支援コンサルタントは、医療情報サイト経由でフクダ電子の担当者に出会い、かなり助けていただきました。また同じテナント内に入居している薬局本社のコンサルタントにも、色々と支援をいただきました。勤務医をしながら時間外に準備を始めたため、当時の記憶がすでに薄れているくらい膨大な打ち合わせ時間を要しました。

その後はどのような準備をすすめましたか?

他の医師が開業準備をキャンセルした3階に申し込んだため(再募集テナント)、1階と2階より開業日が大幅に遅れることが決まっていました。そのため、資金面や内装工事、医療機器の購入やIT設備の導入などは、相見積もりを取りつつも迅速に決断する必要がありました。
コンサルタントの意見も聞きつつ、当時としては日々を精一杯に頑張ったのですが、思ったように進まないことが多数ありました。見込みよりもさらに1ヶ月以上遅れて、2024年1月に開業しましたが、振り返ってもベストは尽くしたと思っています。とはいえ、ここまで多方面で同時に苦労するとは予想できていませんでした。

医院外観

フクダ電子の開業支援についてご意見やご要望についてお聞かせください。

複数のコンサルタントが共存している状態になったので、法的手続きについて主に支援を受けました。保健所への事前相談や厚生局への書類提出など、多くの場面で同席していただき、大変感謝しています。

クリニック名の由来について教えてください。

まず立地が分かること、内科全般も診つつ専門性が伝わること、既存の医療機関と区別が容易になることを重視しました。「みやもと」と平仮名表記にしたのは、曾祖父から120年続く医師家系を、分かりやすく示したいと思ったからです。

コロナ禍での開業で苦労した点を教えてください。

内装工事のプランニングから着工までの遅れが大きく、実際の工事期間は担当工務店や一級建築士も含めて、ともに苦労しました。専門性の高い職人を手配することも大変で、資材や人件費の高騰なども、危機的に感じたほどです。IT系の工事対応や医療機器の選定、人材採用等も、もう1回できるかと質問されたら悩みますね。
コロナ禍は全体的に開業予算の高騰と、人材採用に関わる費用を押し上げたそうです。銀行担当者との面談も続き、融資が決まってからも、ずっとお金のことを考えていました。

開業して半年ほど経過しましたが、今振り返ってご苦労された点はどのような点ですか?

いわゆる落下傘開業のため、地域医師会への加入前から入会後まで、当院の存在意義を先生方へお伝えしていくことを努力しています。また透析設備の無い腎臓内科クリニックはそもそも珍しいため、患者さん向けにもホームページやSNSで、色々な情報を発信しています。
専門分野を活かしつつ、内科クリニックとしての汎用性も兼ね備えるのは、実際に経営してみると大変に難しいものです。3階なので路面を素通りされてしまう不安感をいつも抱えているのは、現在も変わりません。また経験豊富なスタッフさんたちの意見を取り入れるのも、オーナー医師の立場からは容易ではなく、定例ミーティングなどで前向きに対応するようにしています。

開業を志す先生に何かアドバイスをいただけませんでしょうか?

医師であれば、脳裏に焼きつくような強烈な職業経験をいくつもお持ちだと思います。それらは生涯にわたって医師人生に少なからず影響を与えますので、もしも「自分自身のオーナーになりたい」「このような診療をしたいのではない」「定年を不安なまま迎えたくない」といった場合には、開業も選択肢になると思います。
突きつけられる経営者としての厳しい現実と、起こりうる将来の成功を天秤にかけたときに、これまでの患者さんの笑顔が思い浮かべられるのであれば、開業医に転身することはおすすめできます。打たれ強い、心身のタフネスさは必須です。

医院内観

最後に今後についてお聞かせください。

新米のオーナー経営者として学ぶべき事項が無数にありますので、自分自身を引き続き律して、昨日よりわずかでも成長する。そして同じ屋根の下にいるスタッフさんたちの満足度も上げつつ、患者さんや地域から幅広く、末永く支持されるクリニックにしたいと思います。

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