むすび在宅クリニック京都
2025年10月開業
京都府京都市
- 内科
- 緩和ケア内科
記事更新日:2015.5
院長 歌田 貴仁 氏
きっかけは様々ありますが、勤務医時代の経験をもとに、患者さんとの関係を密にした距離感の近いドクターとして、地域に根付いた診療ができないかと考えたのが大きかったでしょうか。
実際、今は勤務医時代よりも患者さんから親近感をもって接して頂いているという実感があります。ある日、勤務医の時にも診ていた患者さんが「先生実は、病院の時は言ってなかったのですが・・・」といった相談を改めて頂くケースもあり、患者さんとより身近な関係で診療ができていると実感できる嬉しい出来事でした。
最初は何から手を付けていいかわからず、先ず相談相手をみつけようと、開業セミナーに参加してみました。そのセミナー会場で個別相談をお願いし担当頂いた方が、その後の相談パートナーとなって頂きました。相談パートナーには、初対面時に自分の目指す開業像(診療方針、開業エリアなど)をお伝えしたのを今でもよく覚えています。
開業場所の選定ですね。それと同時に、フクダ電子の開業支援担当者をご紹介して頂き、相談パートナーの一人として加わっていただきました。いま思えば開業準備にはこの相談パートナーをどう選定するかが非常に重要なことだと思います。やはり病院に勤務しながらの準備であるが故、そのパートナーがどこまで自分の開業準備にかかわってくれるのか、自分の目指す開業像をどこまで理解してくれるかがキーポイントだと思います。
フクダ電子の開業支援担当者は、医院開業といったものをよく理解していて、たくさんの経験をもとにコンサルテ-ション、サジェストしてくれたのは非常に大きかったです。それは、無駄も無かったし、成功への近道だと思います。当時作成頂いた事業計画書は今でも見直しては、確認しています。さらに各医療機器のデモンストレーションなどのコーディネイトも非常に助かりました。
また、開業準備だけではなく開業後も経営のことなどいろいろと相談できる関係に良さを感じています。
医者という立場が優先し、診療を中心に開業準備を進めてしまうことへの懸念や、打合せにおいても複数の耳で確認をするといった意味でも、出来ることであれば打合せには参加をしてほしいとお願いはしました。いいバランスで、サポーターにもブレーキ役にもチェック役にもなってくれました。
今でも、スタッフと私の間に立ってくれているので、非常に助かっています。
過渡期はやはり苦しさ、焦りがありましたね。その時期は数字が気になり、毎日心配でした。開業当初は、順調と言われてもなかなか安心はできませんでした。さらに医療ニーズに対しても、専門外来患者を求め過ぎていた感はありました。しかし診療を重ねていく中で、一喜一憂しなくて良いのだと思えるようになりましたね。
ただ、現状に甘んじることなく今でも高みを目指し、求め続けていこうという気持ちは開業当初と変わっていません。
まずは情報を収集することだと思います。いろいろな助言も一度聞いてみて、それが自分自身に合うものか否かを自分で判断したほうが良いと思っています。さらに「これを診ます!」もしくは「これはやる!」といったようなご自身の診療方針を明確に持つことは重要だと思います。また、開業計画は「なるべくコンパクトにシンプルに」を心がけるのも大切なことだと思います。
今後、医療ニーズは変化していくと思いますが、柔軟に対応したいと思っています。もちろん乳腺、胃腸といった専門的な診療方針は明確にしつつ、患者さんに対し、「それ以外診ない」といったスタンスではなく、ゲートキーパー的役割も担えたらとも思っています。