失神・めまい・SOS

基本検査

失神診断のための検査

先ずは以下の基本的検査で初期評価をすることが重要です。

  • 病歴(前駆症状や随伴症状の有無を確認)
  • 身体所見(外傷、血管雑音、血圧の左右差、神経疾患に特徴的な所見など)
  • 起立時の血圧
  • 心電図
  • 胸部X線写真

特定の疾患が疑われた場合には、疾患に応じて下表のような検査を実施し精査します。

反射性
(神経調節性)失神
心疾患 大血管疾患 神経系疾患
  • チルト試験
  • 頸動脈洞マッサージ
  • 長時間心電図
  • 心エコー
  • 長時間心電図
  • 運動負荷試験
  • 電気生理検査
  • 心臓カテーテル検査
  • MRI
  • 造影CT
  • 肺血流スキャン
  • 血管造影
  • 神経内科、脳神経内科/外科へのコンサルテーション
  • 頭部CT、MRI

失神の診断のフローチャート

初期評価で失神であるか否かをまず振り分け、その時点で失神の原因診断がつけば、必要に応じて治療を開始します。初期評価後も失神の原因診断が不明な場合には、まずリスクの階層化を行い、ハイリスク所見の有無を確認します。

※循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2011年度合同研究班報告)失神の診断・治療ガイドライン(2012年改訂版)

高リスク群とは?

失神の診断で鍵となるリスク層別化。特に高リスク群を同定することが重要です。では、「高リスク群」とはどのようなものを指すのでしょうか?高リスクの失神を示唆する因子には以下のようなものがあります。

  • 心電図異常
  • 心原性失神を疑う病歴、所見がある
    -前駆症状無し、胸痛、動悸あり、運動中に発症、臥位で発症、器質的心疾患の既往、突然死の家族歴
  • 高齢
  • バイタル異常(BP↓HR↓SpO2↓)
  • 血液検査異常(BNP↑電解質異常)

また、心電図異常に関しては、その種類によって、失神の原因と診断可能なものと、失神の原因を疑うものがあります。

不整脈による失神と診断可 不整脈による失神を示唆
  • 3度房室ブロック
  • 2度房室ブロック(MobitzⅡ型)
  • QT延長、
    QT短縮があり多形性の非持続性心室頻拍(TdP)
  • 持続する洞性徐脈
  • 心室頻拍、発作性上室頻拍
  • 左右交代脚ブロック
  • 心停止をきたすペースメーカやICDなどのデバイス不全
  • WPW症候群
  • QT延長、QT短縮
  • Brugada症候群
    不整脈原性右室心筋症(ARVC)
  • 2束ブロック
  • 2度房室ブロック(Wenckebach型)
  • 無症候性洞性徐脈
  • 洞房ブロック、洞停止<3s
    心筋梗塞を示唆するQ波

お電話でのお問い合わせ

Webからのお問い合わせ

お問い合わせ お問い合わせ閉じる
メニュー メニュー閉じる
ページの先頭へ

お電話でのお問い合わせ

Webからのお問い合わせ

お問い合わせ閉じる