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AEDコラム
2026.06.28

バイスタンダーとは?一次救命での重要性やサポート体制を解説

バイスタンダーとは、事故や急病の現場に居合わせた人を指します。心臓や呼吸が止まった人の救命では、救急隊が到着する前に居合わせた人が動けるかどうかが、その後の生存率を大きく左右します。しかし、いざ救急の現場に直面すると、何をすればよいか分からず動けない人も少なくありません。

当記事では、バイスタンダーの役割や119番通報の手順、一次救命処置の進め方を順に整理します。目の前の命を守る行動を知るきっかけとして、当記事をぜひ参考にしてください。

 

1. バイスタンダーとは

バイスタンダーとは、事故や急病などの救急現場に偶然居合わせた人のことです。心臓や呼吸が止まった人の命を救うには、救急隊が到着する前のバイスタンダーによる対応が欠かせません。救急隊を待つ数分間に、119番通報や心肺蘇生、AEDの使用といった応急手当を行えるのは、現場に居合わせた人だけです。

家族や同僚、通行人など、だれもが突然バイスタンダーになる可能性があります。救急の現場で落ち着いて行動できるよう、日頃から役割を知っておくことが、目の前の命を守る第一歩になります。

出典:枚方寝屋川消防組合「救急現場に居合わせたときのために」

 

2. バイスタンダーの救命における重要性

心停止した人を救えるかどうかは、救急の現場に居合わせたバイスタンダーの初期対応に大きく左右されます。救急隊の到着までには数分かかる一方で、心停止後は時間の経過とともに救命の可能性が下がるため、救急隊が到着する前に行う119番通報や心肺蘇生が、命をつなぐポイントとなります。

ここでは、バイスタンダーの行動が救命で重視される理由を説明します。

 

2-1. 救急隊が到着するまで時間がかかる

救急車は、119番通報を受けてから現場に到着するまで、全国平均で約9.8分かかります。出動件数は2024年に過去最多を更新しており、救急隊を待つ「空白の時間」は必ず生じます。

出典:総務省消防庁「令和7年版 救急救助の現況」

救急隊が到着するまでの数分間に、現場に居合わせた人が応急手当を始められるかどうかが、救命の可能性を大きく左右します。

 

2-2. 災害が起きたときは自主救護が求められる

大規模な災害が起きたときは、救急車に頼れない場面が増えるため、近くに居合わせた人どうしで助け合う自主救護が求められます。震災や風水害では多数のけが人が同時に発生し、平常時のように救急車がすぐ駆けつけられないためです。

日頃からの備えとして、近所の人に協力を求めやすい関係づくりや、事業所での組織的な救護計画の作成、止血用品などの応急手当用品の準備などをしておきましょう。同時に、バイスタンダーになったときの心構えをしておくことも大切です。「自分たちの生命や身体は自分たちで守る」という考え方と、平常時からの準備が、災害時の救命につながります。

出典:東京消防庁「応急手当の重要性」

 

2-3. 心肺蘇生の有無で生存率が大きく変わる

心肺蘇生を行うかどうかで、心停止した人の救命の可能性は大きく変わります。心停止後は時間とともに救命の可能性が下がりますが、救急隊の到着前に心肺蘇生法を行ったりAED(自動体外式除細動器)を使用したりすることで、生存率を押し上げられます。

総務省消防庁によると、2024年に心原性の心肺機能停止が一般市民により目撃された傷病者27,769人のうち、半数以上の16,728人に一般市民による応急手当が行われました。応急手当が行われた方の1か月生存者の割合は15.3%だったのに対し、応急手当が実施されなかった場合は7.9%まで落ち込みます。

早い段階で応急手当が行われるほど、救命の可能性は高まります。

出典:総務省消防庁「令和7年版 救急救助の現況」

 

3. 要救助者が出たときのバイスタンダーの役割

要救助者が出たときのバイスタンダーの主な役割は、119番通報と一次救命処置の2つです。落ち着いて119番に通報し、必要に応じて胸骨圧迫やAED(自動体外式除細動器)を行うことで、救命の可能性は高まります。

ここでは2つの役割について、具体的な進め方を順に説明します。

 

3-1. 119番に通報する

119番通報では、最初に「救急であること」と「救急車に来てほしい場所」を伝えましょう。救急車は住所が分かった時点で出動するため、場所を早く正確に伝えるほど到着が早まります。

通報すると指令員が出動に必要な情報を順番に質問するため、慌てず落ち着いて答えれば問題ありません。伝える内容と順番は次の通りです。

1 救急であること
「救急車が必要です」とはっきり伝えましょう。
2 来てほしい住所
住所が判明した時点で救急車が出動します。住所が分からないときは、近くの大きな建物や交差点など、目印になるものを伝えてください。
3 具合の悪い人の詳細
誰がどうなったか、意識や呼吸の有無を伝えます。年齢や性別の詳細が分からないときは分かる範囲の内容を伝えるだけでも構いません。
4 通報者の名前と連絡先
折り返しの確認があったときに備えます。

通報内容から指令員が必要と判断したときは、救急車の到着前に応急手当の方法を口頭で指導します。指示に従い、できる範囲で手当を行いましょう。

出典:政府広報オンライン「もしものときの救急車の利用法 どんな場合に、どう呼べばいいの?」

 

3-2. 一次救命処置を行う

一次救命処置とは、心停止した人に胸骨圧迫やAEDを行い、命をつなぐ手当です。まず安全を確認し、倒れている人の反応と呼吸を確かめた上で、心停止と判断したらすぐに胸骨圧迫を始めます。

1 周囲の安全確認
自分が二次被害に遭わないよう、安全を確かめてから近づきます。
2 反応の確認
肩を軽くたたき「大丈夫ですか」と声をかけて反応を見ます。
3 応援要請
反応がなければ、周囲の人に119番通報とAEDの手配を頼みます。
4 呼吸の確認
胸と腹の動きを見て、普段どおりの呼吸がなければ心停止と判断します。
5 胸骨圧迫
胸の中央(胸骨の下半分)を強く速く圧迫します。

胸骨圧迫を行うときの主なポイントは次の3点です。

  • テンポは1分間に100~120回
  • 深さは胸が約5cm沈むまで
  • 1回ごとに胸を完全に元の位置まで戻す

人工呼吸を行う技術と意思がある場合は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返します。AEDが届いたら電源を入れ、音声に従って電極パッドを素肌に貼ります。AEDが心電図を解析する間は倒れている人から離れ、「ショックが必要です」と音声が流れたら、誰も近くにいないことを確認してショックボタンを押します。電気ショックの後は、ただちに胸骨圧迫を再開しましょう。

救急隊に引き継ぐまで、胸骨圧迫とAEDを絶え間なく続けることが、救命の可能性を高めます。

出典:日本医師会「救急蘇生法」

 

4. バイスタンダーには法的責任はある?

バイスタンダーが善意で応急手当を行った場合、悪意や重大な過失がない限り、法的責任を問われることは原則ありません。

義務のない第三者が他人の急迫の危害を避けようとする行為は、民法第698条の緊急事務管理に当たります。緊急事務管理では、悪意または重大な過失がなければ、生じた損害の賠償責任を負わないとされています。刑事面でも、人命を救うためにやむを得ず行った行為は、刑法第37条の緊急避難に当たると考えられます。

責任を心配して手当をためらうよりも、できる範囲で行動することが、目の前の命を守ることにつながります。

出典:e-GOV法令検索「民法」

出典:e-GOV法令検索「刑法」

 

5. バイスタンダーになった人の心的負担

救命処置に関わったバイスタンダーは、強い精神的ストレスを感じることがあります。他者の生死に直接かかわる体験は心理的な負担が大きく、自責の念や不安が後に残りやすいためです。

心停止のような緊急の場面は突然訪れ、心の準備をする時間がありません。また、どれだけ適切な処置を行っても、心停止の原因や処置を始めるまでの時間によって、助からないケースもあります。その結果、「自分の対応が結果に影響したのではないか」「もっとできることがあったのではないか」と考え、強い不安や後悔を抱える人も少なくありません。さらに、救急現場の様子が何度も頭に浮かぶ、眠れない、現実味を感じられない、気分の落ち込みが続くなどの症状が現れることもあります。

このような反応は、強いストレスを受けた際に起こり得る自然なものです。自覚のないまま負担が続くこともあるため、バイスタンダーになった場合は自分の心の状態に気を配りましょう。

出典:NPO法人ちば救命・AED普及研究会「救命処置実施者(バイスタンダー)の心的ストレス」

 

5-1. バイスタンダーになってストレスを感じたときのケア方法

救命処置の後にストレスを感じたときは、一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に頼りましょう。気持ちを言葉にして共有することで負担が和らぎ、回復の助けになります。

まず知っておきたいのは、つらい気持ちが出ること自体は当たり前で、自分だけではないという点です。NPO法人ちば救命・AED普及研究会が提供しているバイスタンダー向けのリーフレットでは、自分でできる解決策として下記が紹介されています。

友人や家族に相談する 友人や家族に今の気持ちを話してみましょう。信頼できる人に気持ちを伝え、自分だけで抱え込まないようにしましょう
規則正しい食事と十分な睡眠 規則正しい食事と十分な睡眠は生活リズムを正常に正してくれます。休息をたくさん取り、好きなものを食べたり、飲んだりすることは効果的です。(ただし、お酒の飲み過ぎには注意しましょう)
同じような体験をした人の話を聞いてみる 救助者となったのはあなただけではありません。多くの救助経験者がいます。そのような人の体験話を読むのも有効です。
リフレッシュする 外出したり、散歩に出かけたり、カフェの時間を持ったり、友人と会ったりすることは、気分転換になります。自分が楽しいこと、好きなことを実行してみましょう。
リラックスする方法を探す お風呂にゆっくり入る、ソファーや布団の上で全身の力を抜いて余計なことを考えずにゆったりとした時間を作るなど、リラックスできることを探しましょう。また、体を動かすことが好きな人は普段通りの運動を行うことが良いでしょう。

引用:NPO法人ちば救命・AED普及研究会「救助を手伝ってくれた方に寄り添うために。」

利用できる相談窓口は、消防やNPOなどにも設けられています。対処法を知っておくことが、安心して救命の現場に向き合う支えになります。

 

6. バイスタンダーへのサポート体制

バイスタンダーへのサポート体制は、消防やNPO、自治体によって整えられつつあります。近年は心のケアにも目が向けられ、支援の幅が広がっています。ここでは、バイスタンダーへのサポート体制として、相談窓口、講習やAEDの情報提供、保険による補償の3つを順に説明します。

 

6-1. 消防署やNPOによるサポート窓口

バイスタンダーは、地域によっては消防やNPOが設けた相談窓口で、応急手当後の不安や心のケアについて相談することができます。救命処置の経験は強いストレスを伴うことがあるため、こうした窓口を通して、専門職による支援を受けられる場合もあります。利用できる相談窓口や支援内容は地域によって異なるため、お住まいの地域を管轄する消防機関などにご確認ください。

たとえば奈良市消防局は、救急隊が現場で「感謝カード」を手渡し、QRコードからストレス状況を簡易に確認できる仕組みを整えています。心身の不調について相談したい場合は、まず救急課の職員に一次窓口として話ができ、必要に応じて保健師などの専門職にもつながることができます。

出典:奈良市「バイスタンダーケアプロジェクト」

また、NPO法人AQUA kids safety project救命事業部が運営する「バイスタンダーサポートサイト」では、救命現場に居合わせたバイスタンダーやその周囲の方を対象としたメンタルサポートを行っています。実際に現場で手当をされたかは関係なく、またご自身の職種にも関係なく、どなたでも相談することが出来ます。

バイスタンダーサポートサイトでは、バイスタンダー経験者や有資格の心理カウンセラーによるオンライン相談(60分無料)を実施しており、救命活動後の不安や後悔、気持ちの整理がつかないといった悩みを安心して相談できます。また、人と話すことに抵抗がある方向けに、パペットを介して相談できる【リカバーくんの「こころリカバールーム」】も用意されています。

出典:NPO法人AQUAkids safety project 救命事業部「救命現場のメンタルケア バイスタンダーサポート」

1人で抱え込まず、身近な消防やNPOの窓口を利用することが、心の回復につながります。

 

6-2. 救命処置講習やAEDについての情報提供

救命処置やAEDの正しい情報提供も、バイスタンダーを支える取り組みの1つです。救命処置の手順を事前に知っておけば、いざというときに落ち着いて行動できます。

一次救命処置の手順やAEDの使い方は講習会など様々な場所で学ぶ機会があります。実際に救命処置を行うときには、119番通報をすれば消防指令センターの指令員から指示を受けることもあります。また、AEDは音声や液晶画面での操作ガイダンス及び胸骨圧迫のリズム音、電気ショックの要否案内など操作者をサポートする工夫があります。

事前に救命処置の手順やAEDの使い方を確認しておくことは、経験がなくても行動できる自信につながります。

 

6-3. バイスタンダー保険による補償

バイスタンダー保険とは、応急手当に伴う感染や損害賠償といったリスクに備える補償制度です。誰もが安心して救護に踏み出せるよう、応急手当による不利益を補う目的で設けられました。

東京消防庁は、第31期救急業務懇話会の提言を受け、2015年9月からバイスタンダー保険制度を運用しています。対象は、東京消防庁の救急隊が出場した都内(島しょ・稲城市を除く)の現場で応急手当を行った人です。応急手当でケガや血液に触れて感染の危険が生じた場合や、心肺蘇生に対して損害賠償を提訴された場合などが補償されます。死亡、後遺障害、入院、通院、感染検査、法律相談など8種類の見舞金が、要件を満たせば定額で支給されます。

千葉県では「千葉県AEDの使用及び心肺蘇生法の実施の促進に関する条例」に基づき、「身体のケガや感染リスク」への補償にとどまらず、「精神的健康被害の治療のために医療機関を受診した場合」のケアまで条例で明文化し、サポートしている点が特徴です。

補償の仕組みを知っておくことで、ためらわずに救護へ踏み出しやすくなるでしょう。

出典:東京消防庁「応急救護知識技術の普及体制」

出典:千葉県「AEDの使用及び心肺蘇生法の実施に係る健康被害に対する援助制度について

 

7. バイスタンダーによる救命の事例

バイスタンダーによる救命は、特別な場所ではなく日常のあらゆる場面で起きています。公衆浴場やスポーツの現場、自宅など、誰の身近でも心停止は起こりえます。

ここでは、居合わせた人や家族の早い行動で命が救われた5つの事例を紹介します。応急手当が結果を大きく左右したことが、いずれの事例からも分かります。

 

7-1. 公衆浴場で倒れた方を救命した事例

公衆浴場で意識を失った女性が、その場に居合わせた人たちの手当で命をつないだ事例です。湯船で女性が突然意識を失い、入浴客と従業員がすぐに洗い場へ運び出しました。呼吸も脈も確認できなかったため、119番通報で電話越しに心肺蘇生のやり方を教わりながら、胸骨圧迫を続けました。やがて女性の体が動き始め、救急隊が着いたときには呼吸も脈も戻っていました。早い判断と、指示に従った手当が命を救いました。

出典:東京消防庁「バイスタンダー応急手当救命実例」

 

7-2. 友人に応急手当を施した事例

スケートリンクで突然倒れた男性が、一緒にいた仲間の手当で助かった事例です。アイスホッケーの練習中に男性が倒れ、仲間が急いで氷の上から安全な場所へ移しました。チームメイト2名(うち1名は医師)が確かめると、呼吸も脈もありません。すぐに胸骨圧迫を始め、駆けつけた救急隊が電気ショックを行うと、現場で呼吸と脈が戻りました。倒れた直後に動き出せたことが、回復につながりました。

出典:東京消防庁「バイスタンダー応急手当救命実例」

 

7-3. 野球をプレイ中に意識を失った子どもに応急手当を施した事例

野球の練習中に倒れた10代の男性が、指導者と仲間の連携で救われた事例です。プレー中に男性が突然倒れる様子を、指導者と複数の生徒が目撃しており、すぐに「心臓が止まっているかもしれない」と119番通報をしながら胸骨圧迫を始めました。同時に、近くの公民館に置いてあったAEDを走って取りに行き、電気ショックを行いました。救急隊が着いた直後に呼吸と心臓の動きが戻り、複数人での役割分担が功を奏しました。

出典:前橋市「救急現場に居合わせた方による救命実例の紹介です」

 

7-4. 意識を失った女性を家族が救命した事例

自宅で倒れた60代の女性が、家族の素早い判断で助かった事例です。女性が廊下で倒れ、いびきのような音を立てているのを家族が見つけました。119番通報のとき、いつもと違う呼吸だと気づき、「心臓が止まっているかもしれない」と判断しました。家族がすぐに胸骨圧迫を始めたところ、救急車で運ばれる途中に呼吸と心臓の動きが戻りました。普段との違いに気づき、迷わず動いたことが命を救いました。

出典:前橋市「救急現場に居合わせた方による救命実例の紹介です」

 

7-5. 母親が子どもの心肺蘇生に成功した事例

浴室でおぼれた子どもが、母親の心肺蘇生で助かった事例です。父親が浴室で子どもが湯に沈んでいるのを見つけ、母親がすぐに胸骨圧迫と人工呼吸を始めました。救急隊が向かう途中に呼吸が戻り、家族の落ち着いた行動が小さな命を救いました。

出典:東京消防庁「バイスタンダー応急手当救命実例」

 

7-6. ランニング中に意識を失った仲間を救えなかった事例

救命処置を行っても、必ずしも命を救えるとは限りません。実際に、ランニング中に一緒に走っていた仲間が心肺停止となり、胸骨圧迫とAEDを使用したものの救命には至らかったケースもあります。

2022年に救命事案でバイスタンダーとなった長野氏の経験談をご紹介します。

人生で初めてAEDを使って心肺蘇生をした話 #1事案発生私の趣味がトライアスロンですので、真夏でも外で練習します。トライアスロンは夏の競技ですので、暑い中でも練習するわけです。一方...

人生で初めてAEDを使って心肺蘇生をした話 #1事案発生

救助者の心理的ストレス事件の起きた日は、覚醒してしまってというか、まったく寝付けませんでした。不安や自責の念で、一睡もできずに翌朝を迎えます。前回の救命講習と実際で...

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救助者の心理的ストレスにいかに対処したか

また動画内でも体験談をお話されています。

 

まとめ

バイスタンダーは、救急隊が到着するまでの空白の時間に、救命の可能性を高められる重要な存在です。バイスタンダーになったとき、やるべきことは落ち着いて119番に通報することと、必要に応じて胸骨圧迫やAEDによる一次救命処置を行うことです。善意での応急手当は、悪意や重大な過失がない限り法的責任を問われないと考えられているので、ためらわずに動きましょう。

一方で、救命処置に関わった後に強い精神的ストレスを感じることもあります。つらさを感じたときは一人で抱え込まず、消防やNPOの相談窓口、信頼できる人や専門家に相談しましょう。

誰もが突然バイスタンダーになりうるからこそ、平常時からの準備と心構えが、自分や大切な人の命を守る力になります。

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