心電計物語 -熱き憶い出-
撮り方、読み方講習会の開催
1955年(昭和30)頃から医師会主催の心電図の撮り方、読み方講習会が開催されました。なにしろ、新しい検査法であり、先生方も心電図の読み方を早くマスターすることにご熱心でした。各大学の先生を講師に、診察を済ませた夜8時頃から始め、深夜に及ぶことが再々でしたが、毎回、参加者は、多数おられました。講師の先生方も、「草鞋履きの心電図普及」でご尽力頂きました。
医師会の先生方による心電図の住民検診、学童検診も活発に行われるようになりました。当時には、日本再建にかける先生方の熱い思いがほとばしっているように感じられました。